【気持ちをリセットできる場所】

 

今日は母の月命日でした。

亡くなってからちょうど十年、毎月欠かさず月命日には車で10分ほどのお墓に出向きます。

私にとってこの場所は気持ちがリセット出来て、「よし！またひと月頑張ろう！」と思える場所。

母が好きだった花をチョイスして朝一でお寺に行くと、いつも凛とした綺麗な空気に包まれていて、気持ちがクリアになるのです。

 

ただ、今日はお寺に続く道路が工事のため通行止め。

仕方なく遠回りをしていくと、その道もまたまた通行止め。

（教えられた道を一本間違えたようでした…）

 

交通整理のおじさんに改めて道を尋ね、

「いったいどれだけ遠回りさせるの！？」と

ちょっとイラッとしながらやっとの思いでお寺にたどり着くと、

いつも墓地のお掃除をしてくださっている女性に声をかけられました。

 

「いつもご苦労さま。お時間があればお茶でも飲んでいらっしゃれば？」

急いでいた私は、

「ありがとうございます。すぐに戻らなければならないので、今度ゆっくりできるときに上がらせて頂きますね。なんだか工事でうんと遠回りさせられて、時間が無くなってしまって。」

 

私が慌てて車から降りる姿を見ていたのかもしれません。

「運転お気をつけて。大丈夫。きっと見守って下さっていますからね。」

優しい言葉に力が抜けました。

 

（そうだな・・・、通行止めだって別に誰が悪いわけではないし、イライラすることもなかったな・・・）

そう思いながらお寺を後にしました。

 

思えば母は、一番身近にいたビジネスウーマン。

小さいころから休むことなく働く姿を見ていました。

いま自分が自営で仕事をしているからこそ分かることもたくさんあります。

 

中学生ぐらいだったでしょうか。

休みの度にゴルフに行く母に、何で毎週ゴルフなの？

と聞いたことがあります。一緒に買い物でも行きたかったのでしょうね。

 

今思うと、当時はもちろんパソコンも携帯電話もない時代。

仕事をするうえでゴルフに行くことは、人脈を広げるという意味で大変大きなことだったのですよね。

銀行のコンペ、同業者の組合のコンペ等々、

なにも自分が遊びたくて行っていたわけじゃない。

 

今自分がパソコンや携帯電話を便利に使い、SNSなどで集客を考えることは、

当時は全く出来なかったことです。

 

私は先月今月と、あるきっかけからセミナーに出たり人に会ったり、

いろいろなトライをしようとしています。

昔はなかった便利なツールをありがたく思いながら

でもやっぱり心根の大事な部分は昔と変わらないように、

頑張らなきゃなと、気持ちを新たにした月命日の一日でした。

 

◆フェイスブックやマイベストプロ東京のコラムに記事が分散してしまい、久しぶりの投稿になってしまいました。申し訳ありません。

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